パンとスープとネコ日和
以前ブログに書いた『マカン・マラン』に続いてその後も何冊か読んでいるのですが、
最近は群ようこさんの『パンとスープとネコ日和』シリーズがグッときました。
過去にドラマ化もされたシリーズなのでご存じの方も多いかもしれません。
群ようこさんといえば『かもめ食堂』が人気ですね。
かもめ食堂は私も大好きで、単行本も何度も読んだし映画も繰り返し観ました。
この『パンとスープとネコ日和』シリーズも、かもめ食堂と同じく主人公の女性が一念発起して食堂を始める物語ですが、設定に使い古された感は一切なく新鮮に楽しく読めます。
主人公の穏やかな日常が程よく淡々と、丁寧に描写されている心地よさもあり、
と思えば葛藤や悩み、怒涛のようにあふれる悲しみの描写に圧倒されるところもあり。
そして何より、作中のサンドイッチとスープがめちゃくちゃおいしそうで・・・(笑)
現在、文庫本では4作目まで、今年の1月に単行本で5作目が発表されています。
新作も早く文庫本化されないかなあ~とワクワクしながら待っています。
まだまだ気軽には外出できないこのご時世、今年はもっぱら読書の秋になりそうです。
m.mochizuki